東信濃の

道祖神祭り

小県郡真田町 / 北佐久郡御代田町

 全国各地で行われている道祖神祭り。ここでは、わら馬が登場する道祖神祭り、小県郡真田町「戸沢地区のネジ行事」と北佐久郡御代田町「わら馬引き」をお届けいたします。
 
☆まずは御代田町の「わら馬引き」から。。。
わら馬引き写真  小田井上宿地区で行われる道祖神祭りです。例年2月はじめに行われています。

 この道祖神祭りの特色は一頭だけ等身大ほどのわら馬を作り、この馬を先頭に地区を曳きまわります。

 左の写真のように巨大なわら馬は、たくさんのわらや縄を用いて、あらかじめ馬の骨格を組み立てた芯に巻き付けていきます。

 出来上がったわら馬は子どもたちが乗れるほどしっかりしており、馬の脚部を板車に取り付けて曳きまわすように工夫されています。

 子どもたちが曳くわら馬には、中に小豆あんやきな粉をつけたおはぎ餅が入れられている「わらずと(俵)」がくくりつけられています。

 道祖神にお餅を供えて拝んだあと、供えたお餅を持ち帰り食べます。このお餅を食べると風邪をひかないと言われています。

わら馬引き写真
 
☆次は真田町戸沢地区の「ネジ行事」から。。。
わら馬引き写真  この道祖神祭りは、米の粉で作った「ネジ」をわら馬に乗せて引いて、道祖神に供え子どもの無病息災を願う行事です。
 「ネジ」は野菜や果物、花、十二支などを形取り彩色したもので、色付けされた「ネジ」が見られるのは全国的にも珍しいものです。

 この「ネジ行事」がいつ頃から始まったものか、資料が残っていないので分かりませんが、明治頃には既に始まっていたようです。昭和初期の記録によると、馬引きの日に疱瘡(ほうそう)にかかった子どもがいて、ネジを作って持っていったところ、大変喜ばれ、疱瘡が早く治ったのでそれからするようになったと書かれています。

 各家で作られたわら馬の台車を引いた子どもや、前の年に子供が産まれた母親が道祖神に集まりネジを供えて無病息災を祈ったあと、他の家とネジを交換しあいます。特に前年に子供が産まれた家では盛大にネジ作りが行われます。

 交換されたネジや子どもたちが引いたわら馬に載せられたネジは、食べると風邪をひかないと言われ、お参りが終わると家に持ち帰り食べます。

ネジ行事写真
お問い合せは・・・
  ○小田井地区「わら馬引き」 : 御代田町産業経済課 (電話:0267−32−3111)
 
  ○戸沢地区「ネジ行事」 : 真田町商工観光課 (電話:0268−72−2204)
 
 
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