松高思誠寮−上−

入寮の儀式
 
 

 旧制高校のエッセンスは寮生活の中にこそある、と言っても過言ではないでしょう。通学可能圏の学生の割合がごくわずかだった松高の場合、「松高生」≒「思誠寮生」。
 多感なこの時期、3年間寝食を共にするのだから、入寮する側も、迎える側もそれなりの手順を踏む必要があるのだろう。
 寮内は完全な自治。左の写真では、入寮希望の学生が宣誓書に記入している。 右側は正装した寮の役員。もちろん、PTAはいない。

 右の写真は、入寮のセレモニー。正式なものの他にも様々な形での、先輩たちの歓迎の意の表明があったという。
 喜びや悩み, やがて金欠や空腹までをも共有することになる、「花の」寮生活がこれから始まる。

 
友よ!語り合わん
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 寮生活の日常的なスナップ。確か、寮室は火気厳禁ではなかったろうか。寮歌を吟じ、語り明かし、呑み明かした青春もあったことだろう。

 濃厚な接触の中での切磋琢磨の修行時代。当時を語るOBは、誰もが視線を遠くして懐かしむ。部屋に置かれた日用品が、時代を感じさせて興味深い。