![]() 旧制高等学校の誕生は、明治時代に遡ります。 時の政府は、江戸時代の鎖国により立ち遅れた文明を欧米並にするために富国強兵策をとりましたが、その富国の一環として西欧文明の吸収にカをいれました。そこで学術研究と教育の最高機関として帝国大学を設けたのですが、なにしろ西欧の学問を勉強しようにも、本は全て英語、ドイツ語、フランス語などの外国語のものばかり。大学に入学してからそれら外国語の勉強を始めたのでは、研究などほど遠い。 ![]() そこで、予備教育の過程として外国語学校が出来、明冶19年高等中学校が、その後明治27年に高等学校と改称されました。これが高等学校のスタート。 旧制高等学校は、帝国大学への進学の特権を持つ言わぱエリート校でありながら、各校独立した性格を持つ、世界にも類のない学制の学校でした。その3年間は、大学に進学し専門教育を受ける前に得られた自由な人間形成の時期でもあり、17才から19才位までの人生で一番多感な時に、自由自治の精神とともに、弊衣破帽のバンカラなどに代表される旧制高校生の生活は、内面の充実をもって専しとする青年の心意気を示そうとするものでした。たとえそれが一部のエリートのための教育であったにせよ、現代の教育に何かを示唆しているのではないでしょうか。 | |
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