湧き水 稗の底村跡   

富士見町乙事


陸水とは

 陸水に対し海水という用語があります。この用語の比較から想像する事が出来るように、陸水とは陸地(陸上)の水という意味です。

 陸水には降水(雨・雪)河川・湖沼・湿地・温泉・鉱泉・湧水が含まれます。

 これらの水の性質や水中に生活している生物の種類や数量を調べる学問が陸水学であります。

 この水の性質を知るには、大きく分けて2つの方法があります。

 1つは水の物質を溶かす性質があるので、水が溶かしている物質、すなわち溶存物質の種類やその量によって知る方法、

 2つは、生物が生活していくには、まわりの様子(環境)がその生物に合わないと生活出来ない、という性質を持っています。 この性質を使って、水中に生活している昆虫や動物・植物プランクトンの種類や、その量によって知る方法などであります。

 陸水の生物も、水中の生物も「食う」「食われる」の関係の出発点は植物プランクトンであるので、、水域の植物プランクトンの種類や数量を調べると、魚類の生活を知る事が出来ます。

富士見町の陸水の概要

 降水量の年変化を見ると梅雨・秋雨に較べ夏季が多く、冬期は少ない、これは甲府盆地の上昇気流によって発生する雷雨の影響と考えられます。 従って地区別に見ると信濃境・落合・原の茶屋にかけてが多く、又年間降水量を岡谷・下諏訪・茅野・富士見で較べると、富士見地区が多くなっています。

 諏訪地域に降雨した降水の80%は大小河川によって、諏訪湖に集積され天竜川に流れています。 諏訪湖に流水しない約20%に当たる地域が富士見町であります。

開発が進む中、現在富士見町には稗の底村跡を始めとして、沢山の湧き水が出ており、飲む事が出来ます。 この水源を守るには、山に落葉樹がある事を始めとして、自然そのものを大切にすることが原点となります。 永遠にこの湧き水が絶えない事を、私達は心から望んでおります。

富士見町役場協力