長野県伝統的工芸品に指定されている信州鋸

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 唯一全ての工程を手作業で作成できる、3台目米吉さんのご紹介 

●作業場     ●代々伝わる黒板
  
★「今日無事」米吉さんは毎朝この文字を見てから作業に入ります。
★2代目米吉さんも1代目米吉さんも同じ様に、この文字に1日の安全を祈願しました。
★「今日が無ければ明日は無いからね。」と物思いにふけった様に、ポツッと言われました。

●目立て   ●ふいご  
  
目立て、ふいご作業風景を映像でご覧下さい
目立てMOV (QuickTime/180x135pixel/5fps/448KB)
ふいごで火起こしMOV (QuickTime/180x135pixel/5fps/369KB)
★ふいごで火を起こします。今はバーナーで行われている作業です。
★この墨が赤松からできた墨だと火力が強いのです。
★しかし栗の墨も良く利用されます。
★薄い刃物を焼き付ける時には、墨が丸くて出し入れするのに引っかからなくてスムーズに作業出来ます。

●焼き入れ
  
米吉さんの焼き入れ作業風景を映像でご覧いただけます
(QuickTime/180x135pixel/5fps/634KB) 焼き入れ作業風景
(QuickTime/180x135pixel/5fps/388KB) 焼き入れ作業風景
★目立て作業によって刃物の形があらかた出来ると焼き入れに入ります。
★焼けた鋼を油で急に冷やし、硬い鋼に変えます。
★しかしこの段階では、鋼はたたくとボロボロと欠けてしまいます。焼き入れしただけの鋼は、硬すぎて折れやすいのです。

●焼戻し 
  
焼戻しMOV米吉さんの作業風景を映像でご覧下さい
(QuickTime/180x135pixel/5fps/562KB)
★変化していく鋼の色を目安にしながら、慎重に焼き戻します。
★少しずつ青い色に変わっていきます。
★こうして曲げても折れない粘り強い鋼に変身していきます。

●削り ●歪とり ●あさり
  
米吉さんの作業風景を映像でご覧下さい
削りMOV (QuickTime/180x135pixel/5fps/432KB)
ひずみとり、あさり、なげしMOV (QuickTime/180x135pixel/5fps/578KB)
★鋸づくりで一番難しいと言われているのが「ひずみとり」です。
★米吉さんは「最初から手がけるから鋸の癖が解り、どこをどのくらい直せば良いかは、頭の中で大体解っているんだ」と言います。
★「ひずみとり」は鋸の表面を丹念に見ながら、トントントントンと優しく叩きます。

●ここまで出来れば一人前だ!!
  
米吉さんの作業風景を映像でご覧下さい
出来あがり (QuickTime/180x135pixel/5fps/9sec/318KB)
★この鋼の曲がり具合を見てください。
★「ここまで出来れば一人前だ」と米吉さんはニッコリしました。
★切れ具合も見せてくれました。これぞプロの出来あがりという感じでした。
★「メガネがあるからまだ仕事が出来るが、メガネがなければお払い箱だ。」と沢山あるメガネをかけかえながら、取材に協力して下さいました。


米吉さん作成の全商品は、茅野市八ヶ岳総合博物館に展示されております。

現在はほとんどが機械で作成されております。 機械作業 (QuickTime/180x135pixel/5fps/513KB)